バーチャル日本博の歩き方をご紹介!

バーチャル空間を自由に歩きながら、様々な「日本の美」を映像やVR、画像を通じて体験することができます。なかでも日本の象徴のひとつである「富士山」と「桜」は、これまで多くの芸術作品に影響を与えており、バーチャル日本博の中でもたくさんの作品と出会うことができます。ぜひ多彩な「富士山」と「桜」の表情をお楽しみください。

富士山のおすすめコースをご紹介

おすすめのポイント①

山種美術館 心神 横山大観筆

雲海からのぞく富士を中心に据え、周囲に金泥を刷くことでその神々しさが強調された作品。「心神」とは魂を指す言葉で、大観によれば、古い本に富士を「心神」と呼ぶ例があり、自身の富士観もこの言葉に言いつくされているといいます。富士をこよなく愛し、繰り返し描いた大観の想いが、題からも画面からもみてとれます。山種美術館の設立に際し、大観から「美術館をつくるなら」という条件で購入を許された作品です。

エリア:水のミュージアム・フロアC S9-2

おすすめのポイント②

富士山―信仰の対象と芸術の源泉

2013年に世界文化遺産登録された富士山は古くから噴火を繰り返し、9世紀には山麓にそれを鎮めるための神社が建てられました。
その後、江戸時代には民衆による信仰登山が大流行しました。また、富士山を題材に浮世絵など多くの芸術作品が生み出されています。

エリア:水のミュージアム・フロアC S7-1

おすすめのポイント③

工藝2020-自然と美のかたちー 赤富士 伊藤裕司 2015年(個人蔵)

富士山を漆で描いた作品です。山容や前景にひろがる森林をレリーフにして赤や緑の色漆を何層にも塗りかさね、研出しという磨きの技法で仕上げています。漆黒を背景に厳かに輝く月、雲、霞はそれぞれ金箔、白金粉、金粉で表現しています。

エリア:水のミュージアム・フロアB N6-2

おすすめのポイント④

日本元気プロジェクト2021 世界遺産ランウェイ in 富士山

霊峰・「富士山」の麓に、世界からも高い注目を集める日本人デザイナーや、ファッションを学ぶ若き才能たちが集結し、日本が世界に誇る伝統技術、産業によって生み出された多彩な作品が登場するファッションランウェイの模様を映像作品として配信。フィナーレに登場する富士山のモニュメントは、国内外の学生達から集まった作品写真で構成。人々の夢や思いが連帯して強いエネルギーを生み出す様子を、「富士山」に見立てて映像化しています。

エリア:木の芸術劇場 2F-り

バーチャル日本博

日本博では、実際の会場での「リアル体験」と、デジタルコンテンツによる仮想空間をオンライン上に設置した「バーチャル体験」の融合を目指し、国内外へ発信していく「バーチャル日本博」をオープンしました。
美術展、舞台芸術、自然、芸術祭など、日本博事業が表現する様々な「日本の美」を、美しい映像、VR、画像等を通じてバーチャルの世界で体験することができます。