日本の美を伝える「日本博」が開幕 -国立劇場にて旗揚げ式が行われました-
2019年03月08日
去る3月3日(日)、日本博の開幕を記念する旗揚げ式が関係団体・関係者等約700名を迎えて、国立劇場大劇場にて開催されました。
式は林英哲・英哲風雲の会による、大太鼓合奏曲「七星」の演奏で華やかに幕を開けました。
冒頭の挨拶では菅義偉官房長官が「この国には、我々が当たり前と思って気づいていない、文化の『宝』が満ち溢れています。この眠れる文化資源をしっかりと生かして、これからの社会と未来を切り拓き、そして、世界の人々に感動や共感を届けていくことこそが、この『日本博』の歴史的使命だと信じてやみません」と述べ、さらに柴山昌彦文部科学大臣、櫻田義孝東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣が日本博に寄せる期待を述べました。
続いて行われたトークセッションでは、日本博の開幕を飾る国立劇場3月歌舞伎公演の初日を終えたばかりの中村扇雀さん、尾上菊之助さん、国立劇場「Discover KABUKI-外国人のための歌舞伎鑑賞教室-」の解説を務めるフリーアナウンサーの木佐彩子さん、日本博を主催する文化庁の宮田亮平長官が登壇し、旗揚げ式の司会を務める葛西聖司さんによる進行のもと、日本博を通した国内外への日本文化の発信への期待や、総合テーマ「日本人と自然」に関する思いなどを語りました。
その後、宮田長官のデザインによる日本博ロゴマークが発表され、河村潤子日本芸術文化振興会理事長より、このロゴマークは大海原に連なる雲の間から昇る太陽を表し、自然へのおそれと敬いのまなざし、人と人とがつながる心、震災からの復興への希望が込められていることをご紹介しました。
最後に、柴山大臣と宮田長官が銅鑼を打ち鳴らして日本博の開幕を宣言しました。